自分で１６週の子をとりあげました

水曜の夜に、ドクターと電話で話し、「陣痛促進剤を使うなら、金曜日、手術をするなら、土曜日。もしそれまでの間に出てきた時の手順は・・・・・・」
と説明を聞き準備に備えた後の話しですが

促進剤を使用しての処置を予約していても、まれにドクターの予定が難しい場合は自宅でになる事もあるそうで、薬で出してあげるか、安全だと判断させる期間内で自然の流れを待つかになり、予約がとれても待ってる間に出てきてしまう事もあると言われました。

予約していた金曜日の前日、木曜の朝に生理ほどの出血をし痛みが始りました。
昼ごろには痛みが強くなりドクターのオフィスに電話したところ、ちょうど出産中だったそうで急ぎで折り返し電話しますとの事でした。前もってこの場合の流れも聞いていたのもあり、４人の子供を自然分娩で産んでいた事もあってか自分でもビックリするほど落ち着いていました。

痛みは、陣痛のように波があり、お腹も張り、まるで出産と一緒の体の流れでした。
元気な子に会えるわけではない。。。と思うと痛みを我慢もできず、痛み止めを飲みました。

夕方前には病院からの電話がなったのですが、その時には痛みのピークだったので出れる状態じゃなく、その時はdaddyも子供達を迎えに行っていたので家をあけていました。
ただ、何かあればいつでも救急に来て大丈夫だと言われていたのと、電話で話した時に、もし金曜日前に出てきたら、、、、と手順と処置を聞いていたので、本当に落ち着いて対処できていました。

その後、７：３０頃に破水・１０時に赤ちゃんが出てきました。
破水の後は、ナプキンをかえに必死でトイレに行き、赤ちゃんが出てからは、自分でとりあげ、やっぱりへその緒も付いていたのですが、へその緒などは気にしないで大丈夫、ゆっくり引き剥くようにと聞いていたので、その様にしました。ですが素人なので胎盤をうまくだせませんでした。（この場合もたいてい体が自分で出そうとするので出てくるのだそうです）

もう赤ちゃんは手のひらくらいで、人の形をして、手も足も、目も口もありました。
本当に想像絶する精神的ショックでした。
ドクターに言われた通りにジップロックに入れて紙袋に包んでdaddyに冷蔵庫に入れてもらいました。

その後も酷い出血と痛みで、吐き気と眩暈も伴い、赤ちゃんが出てから１６時間後の金曜の昼１１時に胎盤がやっと出てきました。胎盤が出てくる時も出産するような陣痛があり鎮痛剤を飲んでいても痛みで声になりませんでした。ドクターからも胎盤が出るのは時間がかかると聞いていたので、冷静に取り乱さず対応できました。

ドクターからは酷く出血します。酷い出血なら自分での対応も大丈夫・死にそうなほどの出血ならとにかく急いで救急にくるよう言われていたのですが、実際に体験すると痛くて動けなかったのと、出産と同じだったので自宅にとどまりました。（自分でも自宅の方が心が落ち着いた、悲しいから家族の声を聞いていたかった事が一番の理由だと思います）

その時にdaddyが出血の色、量、塊の数、トイレの回数、１時間後との体温を全て記録していてくれたので、安心できたし、心強く、頑張りました。
金曜にドクターから電話があり、直ぐに赤ちゃんと、胎盤を持っていきました
赤ちゃんと胎盤は保険がきく限りの間で調べるとの事です。
私の体は、子宮口も閉じていて、子宮もきれいで、少し残っているけど、次の生理には確実に出るでしょう。と、大丈夫でした。

この様な生々しい話はどうかと思ったのですが、今回daddyがアメリカの死産のサイトで色々と調べてくれた時に、やはり皆さん私と同じで、赤ちゃんを取り出し自分でジップロックに入れたり、ビンに入れてたりと、どの方も痛みよりも自分でする作業が一番辛くて、ショックだったと書いてあり、情けないですが、私だけじゃないと安心したのです。

海外で、私の様な状況になっている方がいたら、と思いブログに載せました。

自分の手で最後をとりあげた事が、母親として精一杯の私ができる事だったので、ありがとうと、伝えながら悲しい作業をさせていただきました。

この状況の中、４人の子供達は元気に走りまわっているし、子供には、秘密にしていたので「ママ～病気なの？どうしたの～？」と、daddyに見つからないようにベットの部屋に来たり、私がベットにすら上がれなくなった時には、リビングにマットをひいて寝たのですが、横に入っきてはdaddyに怒られて・・・・・それでも懲りずに繰り返され、緊迫していたのは、私とdaddyだけで、それがものすごく、癒されました。

子供達がいた御蔭で、明るい環境の光が消えませんでした。　　色々な意味を込めてありがとう。